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地銀で中途退職者の再雇用が広がる [企業経営]

3月10日の日経新聞によると、『地銀、中途退職の復帰拡大』という記事が興味深い。
人口減少や低金利で先行きが暗いと思われている地銀は、新卒の学生からは敬遠されているそうだ。
近年は30歳前後の退職者も増えているようで、人材確保が急務になっている。
山形銀行は、『ジョブリターン制度』という中途退職者を再雇用する制度を導入した。
今までも育児や介護で退職した人を再雇用する制度はあったそうだが、今回はキャリアアップで
中途退職した人も対象に人材確保を目指している。
退職後7年以内の元行員が対象となるそうだ。
退職理由は問わず、退職後のキャリアも考慮して通年で採用するようだ。

沖縄銀行は、従来は退職後10年で40歳までという条件をつけていたが、
退職後の期間を問わずまた、年齢上限も60歳としたそうだ。
職場の活力にもつながっているそうで、20年度はさらに増やすそうだ。

栃木銀行では、2017年に離職時の役職で復帰できる制度を導入済みで、
これまでに5人の復職者を迎え入れているそうだ。
従来のパートでの復帰ではなく係長級の中間管理職で復帰している事例もあり、
やる気にもつながっているとのこと。

これらの動きは、硬直した人事制度の改革にもなり、働きやすい環境づくりにも貢献していると思う。
いつでも復帰できるという安心感があれば、無理やりしがみついて頑張ることもなく
のびのびと働くことにもなっていくと思う。
そうすれば職場の雰囲気もだいぶ違ったものになっていくだろう。
過労死なんていうのも過去の話になってほしい。

平成バブル崩壊から30年ほど経ったが、地方からやっと新しい働き方が見えてきた。




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