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石油コンビナートの事故252件(2017年集計) [企業経営]

日経新聞5月30日付け夕刊に、2017年の石油コンビナートでの事故が
252件だったという消防庁の発表が掲載されていた。

前年と同じだそうだが、コンビナートでの事故がこんなに多いとは驚いた。
けが人は15人で死者はいなかったそうだからニュースにはならなかったのだろう。

自己の内訳として、火災が130件とある。
つまり平均すれば3日に1回はどこかで火災が起きているということになる。

石油化学業界はこの数字をどのように思っているのだろうか?

その他にガスなどの漏洩が115件、破損が6件、爆発が1件だそうだ。

事故の主な原因として、設備の劣化や故障などの物的要因が139件、施設管理の不備や
操作ミスといった人的要因が101件だったとのこと。

今の日本で一番問題なのは設備の老朽化であろう。
コンビナートに限らず、あらゆる産業の工場設備には老朽化問題が僅々の課題だと思う。

中央自動車道のトンネル内で天井崩落事故があったが、施設のメンテナンスの重要性を
経営者や監督官庁は改めて認識し対応策を実施していってほしい。

日本にはそういう隠れた問題が時限爆弾のように積み重なっていないだろうか。

表には見えてこない縁の下の力持ち的存在を軽く見ていると、経営の足を引っ張る事態がありうる。
足を引っ張るどころか存続危機に直面することもあるという緊張感を持ってほしい。
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