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食品ロス問題をネット活用して削減の動きが広がっている [社会問題]

日経新聞6月16日夕刊によると、ネットを活用して食品廃棄量を削減する動きが紹介されていた。

以前から恵まれない子供やお年寄りに食べ物を提供するフードバンクという取り組みは聞いたことがあるが、今回は一般の人達がネットを介して食べ物の廃棄削減に協力できるというのが、新しい動きだ。

環境省の推計では、まだ食べられるのに廃棄されている食品や2015年度で年間646万トンにもなるそうだ。

食品廃棄削減への動きは20~30代の若い人達を中心に、環境意識も高く食品を捨てずに済み割安で食費を抑えることが出来るのも注目されているようだ。

最近はネットを介したシェア経済の広がりを見せているが、これも食品ロスをシェアして減らす取り組みで、社会貢献としてとらえることが出来る。
社会貢献が一つのキーワードになって、一般の人達に受け入れられやすいと思う。

スーパーや飲食店で無駄に捨てられる食品を減らすだけでなく、お店が試作品として作ったものを捨てていたのを
ネットで事前に予約して購入する話もあるそうだ。
割安で手に入るし、新商品を事前に購入して食べられるというのも魅力的だ。
なるほど、試作品というのは捨てられていたんだ、というのもわかった。

東京都大田区の《アヤパン》という小さなパン屋さんは、フードシェアサイトの《TABETE たべて》に試作品を登録、
事前に予約した人に安く提供している。
このシェアサイトには東京都心などのお店が約130点が加わり、約2万人の会員数だそうだ。
登録されている約25%が消費されているとのこと。

渋谷区の高級料理店《割烹TAJIMA》では、店の自家製しょうゆに使っているかつお節を材料にした[超おとなのふりかけ]を提供している。
店のオーナーは、『捨てるはずだったが商品として自信がある。若い人が来るきっかけになれば。』と考えたそうだ。

これらの動きは、余り物であることを前提に新たな顧客開拓にもなると期待出来るようだ。

この動きは広がりつつあり、広島県では『フードエコプロジェクト』を進めており、昨秋から参加店を募っているそうだ。
また滋賀県の食肉卸《カルネ・ジャパン》は、賞味期限が迫ったハンバーグなどの割引情報をフェイスブックで発信している。

ほかにも色々あるが、日用品の在庫を扱うところもあるそうだ。

これらの動きは、個人間のフリマよりも品質や安心感があるので、さらに広がっていくと思う。

生鮮食料品は少し不安もあるが、パンなどは賞味期限と消費期限は違うのであまり気にならない感じだ。
私も年金生活になったので、普段の生活に利用してみたいと思った。


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