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民主主義を機能させるにはどうすればいいか? [政治経済]

今朝の日経新聞社説は興味深い。
盛り上がらない参議院議員選挙であったが、国民の意識としては与野党の不毛な言い争いや、政治家の失言や不祥事に呆れているので仕方ない。
ということであるが、日本だけでなく世界を見ても何が本当なのか、よくわからないほど混乱をしているように思える。
この社説で面白かったのは、ベルギーの学者が書いた本『選挙制を疑う』の邦訳が出たことを紹介していたことだ。
そこでは、民主主義を立て直す方法として、選挙をやめてくじ引きを導入することを提唱したそうだ。
フランスの思想家ルソーは、一般的な公職は、良識、正義、誠実があれば十分に務まるとして、『抽選制のほうが民主主義の本質にかなう』と訴えたそうだ。
一般市民が裁判員をこなしていることを考えれば、暴論とは言えないのではないかと述べている。
いつ自分が政治の担い手になるかわからないということになれば、政治が身近になり、考え方も変わるだろう。
欧州では、抽選で選ばれた市民による討論会を開いて政策決定の一助にしている国が結構あるそうだ。
日本によくある政府のお仕着せの公聴会より余程有益だろう、とも言っている。
同感である。
有識者会議とか言うのも当てにならない、というか一般市民の感覚からずれていると思われている。
結論ありきの議論をしていると国民は思っている。
これではあまり意味がない。
有識者会議や懇談会はやめて、これこそ一般市民を抽選で選んで開いてほしい。

政治家や官僚を批判しても現実は変わらない。
自分の問題として小さなことから具体的行動を考えてみたい。
このブログもそういう観点で投稿していきたい。



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