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米大学が新型コロナウイルスを2年前に予測し警鐘鳴らす [健康と医療]

今朝の日経新聞3月24日朝刊に、『コロナの「予言」生きず』と題する記事があった。
アメリカのジョンズ・ホプキンズ大学が2年前にパンデミック病原体の特徴や対応策の報告書を出していたそうだ。
変異しやすいRNAウイルスがパンデミックを起こしやすいとしている。
呼吸器系に感染するものが世界で壊滅的被害をもたらす恐れがあり、
様々なタイプの抗ウイルス薬やワクチンの開発を進めるべきだと警鐘している。
過去の政治的意図に基づいてリストアップされたウイルスにこだわってはいけいないとも言っている。

臨床試験は医療現場の声を聴き、官民が資金ウィ出し合って進めるよう指摘している。
今までもエイズや結核、マラリアなどで対策されてきたが、飛沫感染や接触感染でうつる
呼吸器系の感染症対策は、インフルエンザに集中していた。
SARSやMERSもあったが広がりが限られたため、世界の警戒意識は持続しなかった。
そこに今回の新型コロナウイルスが出現し、無症状の感染者が感染拡大させている。

今まで学界ではコロナウイルスは重視されてこなかったようだ。
大学研究者によると、「コロナの研究費などまず出ない」そうだ。

特に日本では研究が重視されず4若手の研究者も育ちにくいそうで、今回の報告書作成にあたって、
120人以上に聞き取り調査したそうだが、日本人はいなかったそうだ。

一過性の感染症への投資は製薬会社も敬遠してしまう。
SARSのときもワクチンの実用化は止まってしまったそうだ。

ビジネスにならないので、民間任せにせず、製品化後も国が買い取るなどして
インセンティブを付ける必要があるとのこと。

今回の新型コロナウイルスで得た知見をもとに次のパンデミックに向けた継続的対策が求められている。
SARSが2002~2003年、NERSが2012年だったそうだから、今回はそれから8年後の2020年に起きた。
次は2028年頃が危ないと考えて、世界全体が共通意識を持って研究をしていってほしい。





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