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健康増進を目的にしたヘルスツーリズムの動きが広がってきている [健康と医療]

自然豊かな環境でプログラムに参加して心と体を休め、生活習慣を見直す『ヘルスツーリズム』のすそ野が広がっている。
テーマは《ゆっくり旅 健康に効く》(日経新聞6月23日夕刊から)

山梨県山梨市の「保健農園ホテルフフ山梨」は、森やハーブ畑に囲まれた所で、新緑からこぼれる陽光を背に浴びながら、旅で訪れた人がヨガで体をほぐす。
座禅やストレッチ、農作業などのプログラムを毎日開催している。

自律神経のバランスや血流を測定し、疲労度を数値化してアドバイスを受けるメニューもあるそうだ。

ホテル支配人の話では、健康意識の高い30代から50代の女性が増えているそうだ。
2017年の客数は約3300人で前年の1.6倍に増えたそうだ。

利用した51歳の女性会社員は、『体と心が癒え、日頃の疲れが一気に抜けた』そうだ。

社員を参加させる企業も増えているそうだ。

山梨市も緑豊かな自然を生かした地域活性化に期待しているようだ。
一定の心拍数を保ち体を冷やしながら森林を歩くことで、高血圧治療などに有効とされる
ドイツ発祥の運動療法をPRし、20のコースを整備して企業誘致にも励んでいるそうだ。

大分県竹田市は、心臓病などに効能があるとされる炭酸泉を売りにした《温泉療法保健システム》を推進する。
ウォーキングコースや温泉の中で運動が出来るプールなどを整備して売り込みを図っていくそうだ。

国としても「健康寿命延伸産業」と位置付けており、市場規模拡大も見込んでいるようだ。
経済産業省は、2016年に2兆3800億円だったのが2025年には3兆2000億円になると予想しているそうだ。

結構大きな数字だと思ったが、元気な団塊世代にも需要があると思うので、プログラムを工夫していけばもっと裾野が広がっていくと思う。
単なる旅行も飽きてくるだろうし、健康増進を前面にだしていけば需要拡大が期待できる。

ビルに囲まれた都会の人達にとっては、自然豊かな暮らしを心の中では望んでいる。
地方の市町村は、都市部の自治体にもっと売り込んで連携を広げていけばお互いWin-Winの関係が築けるはずだ。

旅行会社巻き込んでヘルスツーリズムに頑張ってほしい。


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